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「32人抜き」「40代」「慣例破り」…新社長抜擢、大手変革に勢い [ニュ-ス]

大企業の社長人事で、大幅な若返りが目立っている。
取締役を経験していない幹部からの抜擢(ばってき)も多く、
世代が離れた後継者に会社の変革を託し、長期的な成長戦略を担わせる
狙いがあるようだ。
各社のグローバル戦略を背景に、海外などで経験を積んだ人材を
実力本位で選ぶ傾向も強まっている。
「32人抜き」で4月1日に社長に就任する三井物産の
安永竜夫執行役員(54)は、同社の歴代最年少社長となる。
6月下旬に社長に就任するデンソーの有馬浩二専務役員(57)も
「14人抜き」。

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取締役を経ないで同社の社長に就くのは初めてという。
今年に入って発表された社長交代のうち、味の素や日本マイクロソフト
(MS)などが10歳以上も年の離れた若い人材に社長職を引き継ぐ。
6月下旬に味の素の社長に昇格する西井孝明取締役常務執行役員は55歳で、
伊藤雅俊社長(67)から大幅に若返る。
7月1日付の社長就任が内定している日本MSの平野拓也副社長は
44歳の若さだ。
昨年、米MSの最高経営責任者(CEO)に就いたナデラ氏も40代。
米ゼネラル・エレクトリック(GE)のイメルトCEOも2001年の
就任時は45歳で、欧米のグローバル企業には若くしてトップに就き、
長く務める例が多い。
日本企業も、副社長などから社長を決めるこれまでのトップ人事に変化の
]兆しが出てきたといえそうだ。
「実力本位」が強まり、海外での経験などを重視した面もある。
ホンダや富士通は中国、デンソーはイタリア、味の素はブラジルで実績を
挙げた人材を次期社長に登用する。
抜擢人事について、デロイトトーマツコンサルティングの日置圭介
パートナーは「現社長に近く、考え方や経験が似ている人ではなく、
違う発想で企業の変革に取り組んでもらう狙いがある」と指摘する。
ホンダは本田技術研究所の社長経験者がトップに就く慣例を破り、
富士通も戦後ほとんどを占めていた技術系ではなく営業系から
次期社長を選んだことがその象徴だ。
ただ、若いトップは、元上司など年上の部下に号令する難しさや、
経験不足に苦しむケースも想定される。このため、特に当初は新社長が
リーダーシップを発揮しやすいよう、現社長が会長となってサポート
するなど、社内体制の整備も求められそうだ。










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