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スカイマーク、苦境の背景に「二つの失敗」 [ニュ-ス]

内航空3位のスカイマークが28日、自力再建を断念し、
民事再生法の適用を申請したのは、格安航空会社(LCC)
などとの競争で業績が悪化したことに加え、
事態打開を目指して進めた航空機の投資失敗が
重なったためだ。

投資ファンドが当面の資金繰りを支えるが、本業の再生に
向けては全日本空輸を中心とするANAグループが
支援に加わる案が有力とみられる。

スカイマークが苦境に追い込まれた背景には
「二つの失敗」がある。

一つは、国際線への参入を目指し、年間売上高の約2倍に
相当する1900億円をかけて、欧州航空機大手エアバスの
巨大旅客機「A380」6機の購入を計画したことだ。

30%超の株を持つ筆頭株主で、社内で圧倒的な存在だった
社長の西久保慎一氏が強行して決めたとされる。
しかし、支払いが滞り、エアバスから7億ドル
(約830億円)の違約金を求められる事態に発展した。

もう一つは、従来機である米ボーイング社のB737(177席)
より座席が広いが、燃料などに2倍の費用がかかるエアバス社の
A330(271席)を導入した点だ。LCCに押され、
大手との差別化を図ろうとしたが、想定していたほど利用者が
伸びず、さらなる業績悪化を招いた。「(過大投資が)経営体力に
見合わなかった」(関係者)との指摘が出ている。


東京証券取引所は28日、民事再生法の適用を東京地裁に
申請した東証1部上場のスカイマーク株式について、
同日付で整理銘柄に指定した上で、3月1日に上場を廃止すると
発表した。同社株を取引できる最終日は2月27日となる。 



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