錦織に追い風 ビッグ4にハプニング続出 全豪オープン [プロテニス]
第5シードの錦織圭(25、日清食品)は22日、
2回戦で世界ランク86位のイワン・ドディグ
(クロアチア)に勝ち、3回戦に進出した。
日本人初の四大大会制覇に向けて厳しい戦いが
本格化するが、ライバルのビッグ4も苦闘している。
第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が
右手小指を故障したり、第3シードのラファエル・ナダル
(スペイン)が突然の胃けいれんに襲われるなど
ハプニング続出。
世界一予想が困難といわれる全豪で生き残り
合戦が繰り広げられている。
真夏のメルボルンとしては珍しく気温20度前後で
スタートした全豪オープンだが、この日は35度前後の
酷暑で次第にその牙を剥き始めた。
ライバルたちもハプニング続きだ。
フェデラーは、前日の2回戦でS・ボレッリ
(イタリア)を3-6、6-3、6-2、6-2の
逆転で下し、16年連続で3回戦進出を決めた。
しかし、第1セットを奪われ、不安の残る序盤だった。
心配されるのは右手小指の故障だ。
第1セットを終えたところで、トレーナーを呼んで
応急処置を受けた。
テレビカメラが近寄ると、クールなフェデラーには
珍しく神経質に追い払うしぐさもあった。
中盤からは本来の強さをみせたが、予想外の展開だった。
「まるでハチに刺されたようだった。過去に経験した
ことのない痛みで感覚が麻痺した」とフェデラー。
すでに33歳。
名選手エドバーグの指導を受けて、
以前よりネットに出る回数を増やし、攻撃的なテニスを
見せているが、いつどこで年齢の壁にぶち当たるか
分からない。
四大大会男子史上最多の18勝目達成は決して容易では
ないのだ。
また、ナダルは2回戦で予選から勝ち上がってきた
ティム・スマイチェク(アメリカ)にフルセットの大苦戦。
6-2 3-6 6-7、6-3、
7-5で倒したが、試合時間は4時間12分だった。
「第1セットを終えたあと、急に胃の辺り
にけいれんが来た」とナダル。
第2、第3セットはナダルの素早いフットワークが消え、
誰の目にもナダルの敗戦と映った。
しかし、元世界王者は痛みに耐えながら劇的な勝利を収めた。
普通なら途中棄権の試合を勝ちに結びつけた精神力には
ただ驚くばかり。
昨年11月、虫垂炎の手術も受けており、
健康不安がつきまとう大会だ。
調子がよさそうなのがアンディ・マリー(英国)だ。
第6シードで出場し、2回戦は6-1、6-3、6-2で
マリンコ・マトセビッチ(豪州)に快勝した。
マトセビッチは地元豪州の期待の星だが、寄せ付けずに会場を
静まりかえらせた。
マリーは昨年、元女子世界ランク1位のアメリ・モレスモを
コーチに指名。
その際、友人でもあるマトセビッチに女子コーチと
契約したことを皮肉られ、しこりになっていた。
試合後、欧米のメディアは「マリーがリベンジに成功」
などとはやし立てたが、マリーは「そのことは関係ない。
気にしてないよ」と余裕を見せていた。
そして、錦織の最大のライバルとなるのは、
やはり第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)だろう。
大会前には風邪と腹痛に苦しみ、約2週間にわたって
体調不良を訴えながら会場入り。
それでも1回戦はアリアス・ベデネ(スロベニア)を
6-3、6-2、6-4で退けた。
「1回戦にしてはいい動きだった。ここ2週間は
コンディション不良だったが、もう目は覚めているから
大丈夫」と話している。
7度の四大大会優勝で全豪オープンは4勝。
昨年長男が生まれて気力は充実。
大会前の記者会見では、恒例行事となっている
チョコレートを世界各国から訪れた記者たちに配って
あいさつし、「賄賂ではないよ」と笑った。
日ごろから錦織を絶賛しているのが元世界王者の
解説者、ジョン・マッケンロー氏(米国)。
「全豪オープンは世界一予想の難しい四大大会。
錦織にも優勝のチャンスがある」との談話が豪州紙ヘ
ラルド・サンに紹介されている。
大会は日ごとに過酷さを増しており、錦織に優勝の
チャンスも十分にある。
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2回戦で世界ランク86位のイワン・ドディグ
(クロアチア)に勝ち、3回戦に進出した。
日本人初の四大大会制覇に向けて厳しい戦いが
本格化するが、ライバルのビッグ4も苦闘している。
第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が
右手小指を故障したり、第3シードのラファエル・ナダル
(スペイン)が突然の胃けいれんに襲われるなど
ハプニング続出。
世界一予想が困難といわれる全豪で生き残り
合戦が繰り広げられている。
真夏のメルボルンとしては珍しく気温20度前後で
スタートした全豪オープンだが、この日は35度前後の
酷暑で次第にその牙を剥き始めた。
ライバルたちもハプニング続きだ。
フェデラーは、前日の2回戦でS・ボレッリ
(イタリア)を3-6、6-3、6-2、6-2の
逆転で下し、16年連続で3回戦進出を決めた。
しかし、第1セットを奪われ、不安の残る序盤だった。
心配されるのは右手小指の故障だ。
第1セットを終えたところで、トレーナーを呼んで
応急処置を受けた。
テレビカメラが近寄ると、クールなフェデラーには
珍しく神経質に追い払うしぐさもあった。
中盤からは本来の強さをみせたが、予想外の展開だった。
「まるでハチに刺されたようだった。過去に経験した
ことのない痛みで感覚が麻痺した」とフェデラー。
すでに33歳。
名選手エドバーグの指導を受けて、
以前よりネットに出る回数を増やし、攻撃的なテニスを
見せているが、いつどこで年齢の壁にぶち当たるか
分からない。
四大大会男子史上最多の18勝目達成は決して容易では
ないのだ。
また、ナダルは2回戦で予選から勝ち上がってきた
ティム・スマイチェク(アメリカ)にフルセットの大苦戦。
6-2 3-6 6-7、6-3、
7-5で倒したが、試合時間は4時間12分だった。
「第1セットを終えたあと、急に胃の辺り
にけいれんが来た」とナダル。
第2、第3セットはナダルの素早いフットワークが消え、
誰の目にもナダルの敗戦と映った。
しかし、元世界王者は痛みに耐えながら劇的な勝利を収めた。
普通なら途中棄権の試合を勝ちに結びつけた精神力には
ただ驚くばかり。
昨年11月、虫垂炎の手術も受けており、
健康不安がつきまとう大会だ。
調子がよさそうなのがアンディ・マリー(英国)だ。
第6シードで出場し、2回戦は6-1、6-3、6-2で
マリンコ・マトセビッチ(豪州)に快勝した。
マトセビッチは地元豪州の期待の星だが、寄せ付けずに会場を
静まりかえらせた。
マリーは昨年、元女子世界ランク1位のアメリ・モレスモを
コーチに指名。
その際、友人でもあるマトセビッチに女子コーチと
契約したことを皮肉られ、しこりになっていた。
試合後、欧米のメディアは「マリーがリベンジに成功」
などとはやし立てたが、マリーは「そのことは関係ない。
気にしてないよ」と余裕を見せていた。
そして、錦織の最大のライバルとなるのは、
やはり第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)だろう。
大会前には風邪と腹痛に苦しみ、約2週間にわたって
体調不良を訴えながら会場入り。
それでも1回戦はアリアス・ベデネ(スロベニア)を
6-3、6-2、6-4で退けた。
「1回戦にしてはいい動きだった。ここ2週間は
コンディション不良だったが、もう目は覚めているから
大丈夫」と話している。
7度の四大大会優勝で全豪オープンは4勝。
昨年長男が生まれて気力は充実。
大会前の記者会見では、恒例行事となっている
チョコレートを世界各国から訪れた記者たちに配って
あいさつし、「賄賂ではないよ」と笑った。
日ごろから錦織を絶賛しているのが元世界王者の
解説者、ジョン・マッケンロー氏(米国)。
「全豪オープンは世界一予想の難しい四大大会。
錦織にも優勝のチャンスがある」との談話が豪州紙ヘ
ラルド・サンに紹介されている。
大会は日ごとに過酷さを増しており、錦織に優勝の
チャンスも十分にある。
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