<大塚家具>父と娘の対決 久美子社長が勝利 61%賛成 [ニュ-ス]
◇勝久会長の株主提案は否決される
経営方針をめぐって会長の父と社長の娘が対立している
大塚家具の株主総会が27日、東京都内で開かれた。
会社側が提出した社長の大塚久美子氏(47)ら10人の
取締役の選任を求める議案が賛成多数で可決された。
一方、久美子社長の父の大塚勝久会長(71)らを取締役に
選任する株主提案は否決され、勝久氏は会長を退いた。
委任状争奪戦に発展した父娘の対立は、
久美子氏に軍配があがった。
父と娘「追い落とし」激化 根底にあるのは…
会社側提案には出席株主の約61%が賛成に回った。
約10%の議決権を持つ米投資ファンド、
ブランデス・インベストメント・パートナーズや、
約10%を保有する大塚家の資産管理会社、
ききょう企画から支持を得た。
議決権助言大手の米ISSも、会社側提案に賛成推奨した。
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一方、勝久氏は約18%を保有する筆頭株主。
約3%を保有するフランスベッドホールディングスや
家具業界団体から支持表明を受けたが、及ばなかった。
議長を務めた久美子社長は総会の冒頭、
自身が主導する会社提案について「企業価値を向上できると
確信している」と述べた。
一方、株主席に座った勝久会長は「クーデターで社長の
座を奪われた」と発言し、株主に理解を求めた。
株主からは「親族のために株を買ったつもりはない。
会社の姿がどうあるべきなのかが問われるべきだ」と
父娘を批判する意見も出た。
対立の要因は、経営手法の違い。
創業者の勝久氏は、従業員がつきっきりで接客する
会員制のビジネスモデルを採用。
高級家具を中心に販売を伸ばした。
ただリーマン・ショック後、業績は低迷した。
一方、2009年に社長に就任した久美子氏は気軽に
入れる店づくりを進めた。
久美子氏は業績低迷を理由に昨年7月に社長を解任され、
勝久会長が社長を兼務。
だが、14年12月期に4年ぶりの営業赤字に転落すると、
久美子氏は今年1月の取締役会で、
身内の取締役を味方につけて社長に復帰するなど
「内紛」が続いていた。
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経営方針をめぐって会長の父と社長の娘が対立している
大塚家具の株主総会が27日、東京都内で開かれた。
会社側が提出した社長の大塚久美子氏(47)ら10人の
取締役の選任を求める議案が賛成多数で可決された。
一方、久美子社長の父の大塚勝久会長(71)らを取締役に
選任する株主提案は否決され、勝久氏は会長を退いた。
委任状争奪戦に発展した父娘の対立は、
久美子氏に軍配があがった。
父と娘「追い落とし」激化 根底にあるのは…
会社側提案には出席株主の約61%が賛成に回った。
約10%の議決権を持つ米投資ファンド、
ブランデス・インベストメント・パートナーズや、
約10%を保有する大塚家の資産管理会社、
ききょう企画から支持を得た。
議決権助言大手の米ISSも、会社側提案に賛成推奨した。
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一方、勝久氏は約18%を保有する筆頭株主。
約3%を保有するフランスベッドホールディングスや
家具業界団体から支持表明を受けたが、及ばなかった。
議長を務めた久美子社長は総会の冒頭、
自身が主導する会社提案について「企業価値を向上できると
確信している」と述べた。
一方、株主席に座った勝久会長は「クーデターで社長の
座を奪われた」と発言し、株主に理解を求めた。
株主からは「親族のために株を買ったつもりはない。
会社の姿がどうあるべきなのかが問われるべきだ」と
父娘を批判する意見も出た。
対立の要因は、経営手法の違い。
創業者の勝久氏は、従業員がつきっきりで接客する
会員制のビジネスモデルを採用。
高級家具を中心に販売を伸ばした。
ただリーマン・ショック後、業績は低迷した。
一方、2009年に社長に就任した久美子氏は気軽に
入れる店づくりを進めた。
久美子氏は業績低迷を理由に昨年7月に社長を解任され、
勝久会長が社長を兼務。
だが、14年12月期に4年ぶりの営業赤字に転落すると、
久美子氏は今年1月の取締役会で、
身内の取締役を味方につけて社長に復帰するなど
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