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人気長寿番組『笑点』の高視聴率の秘密とは? [お笑い]

『笑点』(日本テレビ系、毎週日曜午後5時30分~)の
勢いが止まらない。
日曜日の“夕方の顔”として、高い支持を集めている
『笑点』は、1966年の放送開始の長寿番組だ。

最近では、レギュラー出演者の桂歌丸や林家木久扇が
体調不良により休養していた時期もあったが、
それでも視聴率が20%を越えることも多々あり、
依然人気の高さは健在。
その影響力は大きく、今や番組の人気コーナーの
「大喜利」を落語だと思っている人も少なくない。
『笑点』が長年にわたって視聴者から愛され、高視聴率”
持続してきた要因はどこにあるのか?
演芸番組に携わる放送作家はこう語る。

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『笑点』の人気を支える偉大なるマンネリとお約束

 「“マンネリ”というと、悪いイメージに捉われがちですが、
『笑点』の場合はいい意味で“変わらない”ところが魅力の一つ。
普通は長く番組をやっていると出演者をあれこれ
変えたくなるものですが、“大喜利メンバー”はほぼ固定し、
政治や社会的事件の風刺、メンバー同士の罵り合いといった
“お約束”もこの50年間ほとんど変わらない。
そうした決まりごとを安心して楽しむことができる点が、
高齢者を中心に支持されてきた理由でしょう。
あの『水戸黄門』も毎回“勧善懲悪”というワンパターンな
演出にもかかわらず人気があったように、『笑点』にも
“変わらなさ”が求められているのではないでしょうか」
視聴率が悪いと、何かと“テコ入れ”と称して、出演者の交代や
企画の変更が行われるテレビ界。
その中にあって『笑点』は、異例とも言える“マンネリズム”が
最大の武器になっているようだ。
また、芸能評論家の市川大介氏はこう分析する。
.

視聴者にも分かりやすい出演者の“キャラ付け”

 「今でこそ、タレントはどのような“キャラクター”で
自分を売り出すのかを考えるのが当たり前の時代ですが、
『笑点』では“バカ”や“物知り”“キザ”など、
大喜利メンバーのキャラ付けが、番組当初から徹底して
確立されていた。
そのキャラに合った発言や回答というのは、見ている側からすると
イメージとピッタリ重なり納得がいく。
そんな個性的なキャラクター同士のぶつかり合いも長年番組の
名物となっていて、以前には“キザ”キャラの三遊亭小円遊と
“常識人”キャラの桂歌丸の不仲ぶりが過熱し、ついには
手打ち式まで行ったこともあった。
そうしたメンバーの人間臭さを見せるのも成功してきた
理由でしょう」

 現メンバーになってすでに9年が経つが、
「大喜利」コーナーに出演者を見てみると、三遊亭小遊三=“色男”、
三遊亭好楽=“マジメ”、林家木久扇=“おバカ”、
春風亭昇太=“独身”、6代目・三遊亭円楽=“腹黒”、
林家たい平=“恐妻家”など、それぞれにキャラが確立されている。
.

若い視聴者層の獲得にも意欲的

 さらに、『笑点』は高齢者だけでなく、
若者にアピールする努力も怠っていないという
「番組は2部構成になっていますが、以前は前半の『演芸』
コーナーでは落語家による落語、あるいはベテラン芸人による
漫才や奇術が中心でしたが、ここ数年は勢いのある若手芸人を
使う機会が増えている。
高齢者だけでなく、若い視聴者層にも見てもらおうという
意図が明確です」
お茶の間で、家族揃ってテレビを見るという風景が珍しくなって
久しいが、“変わらぬ笑い”を発信し続ける『笑点』には、
この先60年、70年…ゆくゆくは100周年をぜひ目指してもらいたい
ものである。


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タグ:漫才
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