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すき家の労働環境改善 「不十分」の声も [ニュ-ス]

安い牛丼でおなじみの「すき家」が、問題になっていた
従業員の長時間労働を減らしたと発表しました。
「ひと月の労働500時間」「2週間も家に帰れない」、
こんな過酷な労働環境は本当に改善されたのでしょうか。
この発表に従業員からは不満の声も出ています。

 「いろいろご心配もおかけしましたし、
まだまだできてないこともあると思います。
経営に終わりはない」(ゼンショーHD 小川賢太郎社長)

 時折、涙を浮かべながら会見を行ったのは、
牛丼チェーン「すき家」を展開する
ゼンショーホールディングスの小川社長。
労働環境が問題となってからおよそ1年。
苦しい思いをしたと振り返りました。

 「非常につらかった」(ゼンショーHD 小川賢太郎社長)

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 問題が明るみに出たのは去年3月ごろ。
過酷な労働に従業員が次々と辞め、24時間営業ができない
店舗が続出しました。

 「まるまる1日、1日半、睡眠をとらずに働き続ける、
そういうこともよくあった。
家に帰る暇はないし、余裕はないので、
段ボールを敷いて店のバック(厨房)で寝ていた」
(すき家のアルバイト店員 去年8月)

 弁護士らの調査でも「恒常的にひと月500時間以上の労働を
強いられた」
「2週間、家に帰れない」などの実態が報告されました。

 すき家は去年10月に、深夜業務を1人で行う
“ワンオペ”と呼ばれる体制を廃止。
さらに、店内での野菜カットなど、調理の負担が大きいと
指摘された人気メニュー「牛すき鍋」については、
工場での事前調理を増やすなどの改善策をとりました。
その結果、去年3月、100時間以上の残業をしていた社員が
半数を超えていたのが、今年2月にはゼロになるなど、
外部の委員会からも一定の改善が見られると評価を得ました。
しかし、今もアルバイトとして働いている従業員は・・・

 「何が改善されたのかがさっぱりわからない。
(深夜のワンオペ解消で)逆に昼間働いている人たちが一人で
ワンオペをさせられる状態が多い」
(すき家でアルバイト中 Aさん)

 昼間のワンオペが増えたため、
負担感は大きいままだと話します。

 「結局、使われる側はとことんボロ雑巾のように使われて、
使っている側がどんどん肥えていく形は納得できない」
(すき家のアルバイト店員 Aさん)

 外部の委員会も、法定基準の45時間を超える
「60時間以上の残業をしている従業員が相当数いる」と
指摘し、改善は十分とは言いがたいとしています。
値上げや賃上げに迫られる中で、働き方の改善も大きな課題と
なっています。


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