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秋葉原無差別殺傷 加藤被告の死刑確定へ 最高裁が1、2審判決支持 [ニュ-ス]

平成20年に、7人が死亡し、10人が重軽傷を負った東京・秋葉原の
無差別殺傷事件で、殺人罪などに問われ1、2審で死刑とされた
元派遣社員、加藤智大(ともひろ)被告(32)の上告審判決で、
最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は2日、被告側の上告を棄却した。
死刑が確定する。
昨年12月18日に開かれた上告審弁論で弁護側は、加藤被告が
利用していた携帯電話サイトの掲示板について、
「被告の偽物が現れ、家族同様だった掲示板での人間関係が壊されたと
思い強いストレスを受けた。
事件当時は急性ストレス障害だった可能性がある」と指摘。
「被告は事件当時、心神喪失もしくは心神耗弱だった疑いがある。
完全責任能力を認めた1、2審判決は誤りだ」として極刑回避を求めた。
検察側は「完全な責任能力を認めた判決に誤りはない」と
死刑維持を求めていた。
1、2審判決によると、加藤被告は、20年6月8日午後0時半ごろ、
歩行者天国になっていた東京・秋葉原の交差点にトラックで突入。
歩行者5人をはねた上、ダガーナイフで12人を次々と刺した。
7人が死亡し、10人がけがを負った。


遺族「心から謝罪を」
東京・秋葉原で2008年6月に17人が死傷した無差別殺傷事件で
殺人罪などに問われ、1、2審で死刑判決を受けた元派遣社員
、加藤智大(ともひろ)被告(32)の上告審判決が2月2日、
最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)で言い渡される。
事件から約6年半が過ぎてもなお、遺族は理不尽な死の重みを
受け止めきれないでいる。
「俺の息子がどんな無念のうちに死んでいったか、お前に分かるか」。
千葉県流山市の川口健さん(60)は毎朝お経を上げるたびに
一人息子が哀れになり、やりきれない思いが胸にこみ上げてくる。
大学2年だった長男隆裕さん(当時19歳)は、歩行者天国に
突っ込んできた被告のトラックに最初にはねられ、命を落とした。
生きていれば26歳。
大学を卒業して就職し、もう結婚していたかもしれない。
隆裕さんは友人3人と秋葉原に買い物に出かけ、事件に巻き込まれた。
「俺の命をやるから生きてくれ!」。
遺体に何度も話しかけたが、かなわなかった。
事件後、被告から手紙が2通届いた。
「自分の行為は万死に値する」とつづられていたが、すぐ途絶えた。
「心の底からの謝罪はなかったと思う」
裁判の傍聴を続けながら被告の内心を探ろうとした。
意見陳述では「よく聞け。俺は絶対に許さない」と目の前の
被告に怒りをぶつけた。
1審判決後、被告は著書を出版し、ネットでのトラブルや母親の
虐待などが事件の背景だと説明した。
「独りよがりの被害妄想を抱いているだけ」に見える。
事件で川口さんの人生は一変した。
涙が止まらず、うつ病と診断され、2年後に会社を辞めた。
無職のまま妻とも離婚し、体重は20キロ減った。
失われたものの大きさを振り返ると、自分も被害者だと感じる。
「死刑は当然。心からの謝罪がほしい」。
それが判決前の思いだという。




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