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かっぱ寿司寿司「3度目の身売り」 [ニュ-ス]

100円回転ずし大手、「かっぱ寿司」を展開する
カッパ・クリエイトホールディングスに
買収話が浮上した。

居酒屋「甘太郎」などを運営するコロワイドが同社を
傘下に収めるというものだ。

「かっぱ寿司」をめぐる資本関係はこうなっている
コロワイドは「現在調査中」。

カッパも「資本提携を模索している」とのコメントを
発表しており、買収計画を明確に否定していない。

これに泡を食ったのが、カッパとの経営統合を
進めてきた元気寿司だ。
「本件に関して検討している事実はない」
と真っ向から否定している。

■ 元気との統合交渉が進行中

 カッパと元気は2013年11月、両社の筆頭株主である
コメ卸最大手、神明ホールディングの舵取りで、
将来的な統合を視野に業務提携を締結。
これまでに仕入れ集約やメニューの共同開発を進めてきた。

5月の決算説明会で、元気の法師人(ほうしと)尚史社長は
「統合に向けてはカッパの既存店の回復が最も重要。
2014年度の動向を見極め、統合の判断をしていく」
と見込んでいた。

それからわずか5カ月で浮上した別の買収相手。
袖にされた元気側は「統合に向けた動きは現場で
続いている。
止めろという指示も来ていない」と困惑顔である。

カッパの経営権をめぐるゴタゴタは、この10年で3度目となる。
その背後に見え隠れするのは、
同社の創業家である徳山一族の存在だ。

競争激化によりカッパは既存店が不振に陥り、
2005年度に16億円の最終赤字に転落。

創業家は「もはや社内の連中には任せていられない」
(当時を知るカッパ関係者)と提携先を模索し、
2007年3月に徳山家の資産管理会社が保有する全株を
ゼンショーホールディングスに売却した。

ゼンショーは当時、あきんどスシローの株式も取得し、
2社の統合により回転ずし業界のトップに立つ野望
を持っていた。
だが、現場の衝突が激化し、統合計画は停滞。
結局、カッパの創業家が株を買い戻すことになり、
ゼンショーの夢は1年でついえた。



■前年度は再び大赤字に
 その後、100円ずしブームの追い風を受け、
カッパの業績は2009年度に
21億円の最終黒字にまで回復した。

が、競合他社の出店攻勢を受け、東日本大震災後は
再び苦境に陥る。
2013年度は不採算店の大量閉鎖に伴い、
71億円の最終赤字に転落した。

そうした中で浮上したのが、元気寿司の筆頭株主で
卸側からすし再編の絵を描いた神明との提携だ。

昨年4月には徳山一族が保有するカッパ株を神明に売却。
同年11月には神明がカッパ株を買い増し、
元気との経営統合を前提にした再編案をブチ上げた。


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